錦織圭の20代最後の全仏オープンが終わりました。結果は皆さん、既にご存知の通り、クレーキングのナダル相手に、1-6、1-6、3-6のストレート負け。3セット途中には、1時間ほどの試合中断時間がありましたが、試合の流れが変わることもなく、一方的な展開で終わっったと言っていい結果でした。

この一方的な結果の敗因に関しては、これまた既に言い尽くされている感はありますが、やはり、3回戦、4回戦とフルセットの死闘が続き、逆に、ここまでの勝ち上がりで1セットしか落としていないナダルに比べて、疲労度、その結果としてのスタミナ面で圧倒的に不利だったということがまず第一に挙げられるというところでは、異論の余地はないでしょう。

ナダルの神業背面ショット

素人目でも、男子テニスの四大大会(グランドスラム)というのは、体力的に過酷な大会であるというのはよくわかります。特に全仏の場合、日没サスペンデッドがある関係で、さらに条件によっては、さらに過酷な環境を生み出すこともありますね。(4回戦のペールの試合のように、2日に渡って試合が行われるようなケース。その試合に勝利し、勝ち上がったとしても、次の試合までに休みがなくリカバリー不十分で次の試合に臨まなければならない場合が生じます。今回の、錦織の準々決勝は、まさにそのパターン)

ネクストジェンの筆頭、アレクサンダー・ズベレフが、グランドスラムで勝てない要因は、大会前半の試合で、フルセットの試合が多いからと指摘する意見もあるくらいです

ナダル、ジョコビッチ、フェデラーの準々決勝までの結果

 

では、一方の、ビッグ3(ビッグ4からマレーを除いた3人)や、今大会のシード上位の選手の、今大会のセット数を確認してみましょう。

第1シード ノバク・ジョコビッチ    すべて3-0のストレート勝ち
第2シード ラファエル・ナダル     4回戦のゴファン戦で1セット落としたのみ
第3シード ロジャー・フェデラー    準々決勝のワウリンカ戦で1セット落としたのみ
第4シード ドミニク・ティエム     4セット3試合、3セット1試合
第5シード アレキサンダー・ズベレフ  フルセット2試合、4セット1試合、3セット1試合
第7シード 錦織圭           フルセット2試合、4セット1試合、3セット1試合

単純に、少ないセット数で勝ち上がることが優勝の絶対条件ではないでしょうが、少なくとも比較すると、上位選手との違いは明白で、体力、スタミナ面で、小柄な錦織選手が一層、不利になる悪条件が重なるのは、誰に目にも明らかでしょう。

ズベレフに関しても、やはり今大会でも、フルセットマッチの割合が多く、優勝までの道のりを、体力・スタミナ面で占えば不利と言うことになってしまいます。

ただ、ズベレフについては、体格にも恵まれ、若いという点で、そこを補ってくる可能性は十分にあるでしょうが。

ウィンブルドン優勝に向けて、錦織圭に必要なもの

 

ここまで見てきて明らかなように、男子グランドスラムの5セットマッチという過酷な環境で、勝ち抜いていくには、さんざん言われているように、省エネで勝ち上がっていくことは必須条件。

そのためには、現在取り組んでいると思われる、早いタイミングでの仕掛けを戦略のメインとしていくこと、これに尽きるとは思われます。

が、スポすきの素人考えでは、全米決勝進出を果たしたころのような、ギアを上げるとか、ゾーンに入っているという言葉で形容されたような、超人的な戦略とそれを実現できる技術が、今はまだ戻っていないように感じて仕方がありません。

それが戻るために必要なものが何かも、よくわかりません。行けるという自信だけなのかもしれません。

ただ、スポすきは、あの頃の錦織圭が戻ってくれば、体力云々の話など無用な、強い錦織圭になると確信しています。

それまでは、信じて応援するのみです。

にほんブログ村 テニスブログへ
にほんブログ村

おすすめの記事