井上尚弥が凱旋帰国しましたね。到着した羽田空港で、長男の明波君のお出迎えを受け、疲れも吹っ飛んだとか。

さすがの井上選手でさえ、帰りの飛行機では一睡もできなかったそうですね。激戦を制した疲れ、興奮、いろいろ入り混じった結果なのでしょう。

さて、ロドリゲス戦を圧勝で飾った井上尚弥に、日本はもとより、世界中から、パウンドフォーパウンド最強説が浮上してきています。
それは、普通の考えても当然の流れでしょう。

何せ、同階級の現チャンピオンや元チャンピオン達3人合わせて、わずか4R以内に、マットに沈めてしまったんですから。

昨日も書きましたが、これまでパウンドフォーパウンド最強の呼び声が最も高かった選手と言えば、ワシル・ロマチェンコですね。

確かに、ロマチェンコ勝ちという言葉ができたほど、ここ最近のロマチェンコの凄さには目を見張るものがあります。

特に、あのリコンドー戦は驚きました。あのリコンドーが戦意喪失のギブアップなんて、誰も想像できなかったんじゃないでしょうか?

ロマチェンコ vs リコンドー戦

ただ、ホルヘ・リナレス戦では、ダウンももらってますし、もっと言えば、プロキャリア2戦目だったとは言え、くせ者オルランド・サリドには、判定負けを食らっています。

他には、テンスクロフォード、エロール・スペンス等、パウンドフォーパウンド常連の選手もいますが、早い回でのKO勝ちを最大の評価ポイントとするなら、井上選手の上に出るものはいないんではないでしょうか?

パウンドフォーパウンド(PFP)とは?

ここまで書いてきて、今さらパウンドフォーパウンドとは何?というのもなんですが、知らない人のために一言で言うと、階級の差を通り越して、一番強いのは誰かということです。

ボクシングをはじめ、格闘技は大半が体重による階級制を取っています。

男子ボクシングでは、最も軽いミニマム級から最も重いヘビー級まで、実に17階級まで細分化されています。

さらには、主要4団体と言われる、WBA、WBC、WBO、IBFのそれぞれに階級ごとのチャンピオンが存在し、さらには、チャンピオンになってからさらなる実績を積めば、スーパーチャンピオンという肩書がつく場合があります。

昔に比べると、チャンピオンだらけで、実にわかりにくく状態になってしまっているんですね。

そこで、同じ階級では誰が一番強いかを決めようという動きから、今回、井上選手が参加して、先日、決勝進出を決めたWBSSという大会や、体重差による階級がなかったとしたら、誰が一番強いかと言う尺度を設けるために、パウンドフォーパウンドランキングというものが生まれてきたのです。

このパウンドフォーパウンドのランキングは、ボクシング誌としては、最も権威のあるものの一つリング・マガジン社が定期的に発表するものや、スポーツ専門チャネルのESPN発表のものなどがあります。

パウンドフォーパウンド・ランキング

リング・マガジン社の最新パウンドフォーパウンド・ランキングは、以下のようになっています。

1位 ワシル・ロマチェンコ
2位 テレンス・クロフォード
3位 サウル・カネロ・アルバレス
4位 井上尚弥
5位 アレクサンダー・ウシク
6位 エロール・スペンスJr.
7位 ゲンナディ・ゴロフキン
8位 ファン・フランシスコ・エストラーダ
9位 マイキー・ガルシア
10位 ドニー・ニエテス

注目すべきは、このランキングの更新日付が、2019年4/27となっていることです。そうなんです。これはロドリゲス戦の前に更新されたランキングなんです。

今回のロドリゲス戦圧勝の結果を受けて、次の更新では更なる浮上は確実でしょう。さらには晴れて1位の座に輝くのもそんなに先のことではないでしょう!

参考までに、

ESPNのランキングは、以下のようになっています。

1位 ワシル・ロマチェンコ
2位 ゲンナディ・ゴロフキン
3位 テレンス・クロフォード
4位 エロール・スペンスJr.
5位 マイキー・ガルシア
6位 シーサケット・ソー・ルンヴィサイ
7位 セルゲイ・コバレス
8位 ディオンティー・ワイルダー
9位 井上尚弥
10位 キース・サーマン

アルバレスの名前がなかったり、コバレフがベスト10入りしていたりと、個人的にはちょっと首をかしげるところがあります。

スポすきでは、この各社のパウンドフォーパウンド・ランキングをしばらくウォッチしていきたいと思います。

遅くとも、秋のドネアとのWBSSバンタム級決勝で、またもや井上尚弥が早い回でのKO劇を産めば、パウンドフォーパウンド・ランキング1位に輝くのも全然夢ではないでしょうね。実現すれば、日本人初の快挙で、次が現れるとしたら、100年後とかそういうレベルの話ではないでしょうか。

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